傾聴の技法・・・かかわり行動・・・

傾聴の技法・・・かかわり行動・・・

傾聴の技法・・・かかわり行動・・・

梅雨が明けて、なんと暑い日が続いているのでしょう・・・
以前は、寝る前にエアコンを消して寝ていたんですけど、先週からは29℃設定で、エアコンつけっぱなしで寝ています。電気代怖いです~
こんな暑い日でも、先日の【傾聴の技法セミナー】には、多くの方が参加していただきました~
ありがとうございます!!
参加された方には、復習として再度、見直してくださいね。

キャリアコンサルティング【傾聴の技法】 とは

カウンセリングにおける技法とは、本来はカウンセラーの
人間観や考え方、態度が反映されるものであり、
クライアントとの関係性の中で自然と行われるもの。
まずは、形から入り実践する中でカウンセラーの
基本的態度について理解を深めることが必要です。

関わり行動

真剣で暖かいクライアントとの接し方

①落ち着いて話し合えるような環境づくり
②カウンセラーの準備
③表情・態度・姿勢
④視線
⑤声かけ真剣で暖かいクライアントとの接し方

①クライアントの観察
非言語コミュニケーションに注意
非言語的表現
身体的表現 身振り・姿勢 動作やしぐさ、ジェスチャー、姿勢…
表情 無表情、顔をしかめる、笑う、泣く、仏頂面…
視線 凝視する、目をそらす、うつむく…
反復行動 貧乏ゆすり、手の反復行動、物をもてあそぶ…
身体的接触 触る、握手する
外観 体型、服装、髪型、化粧、携行品…
空間的表現 対面する距離・位置、携行品を置く位置
時間的表現 来談時間の遅速、話題に入るまでの時間、

話し方の時間的変化、打ち切りを急ぐ…

②クライアントの観察
準言語コミュニケーションに注意しましょう
準言語的表現
語 調 明瞭、不明瞭、口ごもる、声をひそめる、抑揚がない、

どもる…

音 調 力強い、甲高い、弱弱しい、低い…
テンポ 速い、遅い、沈黙しがち、息遣い…
言葉遣い 正確、不正確、硬い、やわらかい、ていねい、

ぞんざい…

傾聴の基本スキルについて

  • 相槌     頭ではなく心で打つ「貴方の話を真剣に積極的に聴いていますよ」
  • 繰り返し   「理解していますよ」ということ伝える
  • 感情の反射  相手の感情(辛い、不安、嬉しい等)を掴まえる
  • 明確化    相手がその感情を明確に表現していない (感情の明確化) 場合などに、その感情を捉えて伝える
  • 要約     相手の話の要点をまとめる
  • 共感する    (それは大変でしたね)
  • 支持する    (それは当然ですよね)
  • 承認・賞賛   (素晴らしいですね)
  • 質問する   オープン、クローズクエスチョン

傾聴力を身に付けるために

「改善するともっとよくなる」ポイントを具体的に、明確にしましょう。いわゆる、「もう少し」だったポイントをはっきりとさせます。

例えば、
「もっと積極的にしたほうが・・・」と相手のトレーニング生から言われたのであれば、
具体的に、
ロールプレイの会話の特にどの部分で積極的に関わってもらえていないと相手が感じたのか?
そして、「積極的に関わってもらえてなかった」と感じられたポイントは何なのか?

聴き手の声が小さいからそう感じられたのか
聴き手の表情や姿勢からそう感じられたのか
聴き手の気持ちの汲み取りが弱かったのか
踏み込んだ質問をしてもらえず、もう一歩話せなかったのか

改善すべきポイントを明確にするメリットは?

具体的に、次回からどう聴けばよいか?どのポイントに気をつけるべきか?
ということが明確になります。
次の傾聴のロールプレイでは「積極的にかかわろう」というだけの目標を持ってやることと、
「積極的にかかわってもらえていると感じてもらうために、声をもう少し大きめに相手に届けてかかわっていこう」
という目標をトレーニングしていくことでは、明確さが違う分、聴き手の行動が変わってきます。
次のトレーニング、ロールプレイではその明確になったポイントを気をつけて取り組み、相手の方に、
その気をつけたポイントはどうだったのかを確認していけば、確実にスキルアップしていくのではないでしょうか。

「具体的に、明確にしていく」こと

相談者は今どんなことを問題だと思っていて、どんな状況で、どんな気持ちで、問題の本質は何で、
どんな風になりたいと思っていて、問題解決のために具体的にどうしていけばよいのか。
具体的に、明確にしていくことの連続です。
傾聴やカウンセリング自体が
「具体的に、明確にしていく」
会話でもあります。
傾聴技法は、
「相手のことをしっかりと知る」
「相手と良い関係、信頼関係を築く」
ためのスキルだということです。

実践する。やってみる。」ことで初めて身についていくものです。
ロールプレイのトレーニングでも、実生活の中でも、実践する回数が多ければ多いほど、身につくスピードも早いです。
できるだけ多くのロールプレイのトレーニングを是非、してみてください。
必ず、結果が付いてくることでしょう。

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