キャリアコンサルティング技能士2級の池田エミです。

対策講座にお越しいただいた方より、「受験をキャリアコンサルティング協議会ではなく、JCDAで申し込んでしまいました。」というお声を聞き、「結果、質問やワードが少し違っても、することは同じですよ」とお話しさせていただきました。

しっかりお勉強されていれば、問題なし・・・と思います。でもご心配ですよね。

今週末より実技ロープレ試験がスタートですね。

参考までにJCDAとキャリアコンサルティング協議会の評価基準の違いをお話しします。

国家資格キャリコンサルタント試験の実技ロールプレイ(面接)試験において、どういったポイントで審査されるか、評価基準(項目)は両試験実施団体で違いをご説明します。

評価基準(項目)

キャリアコンサルティング協議とJCDAの違いの詳細

「態度」=「傾聴」

キャリアコンサルティング協議会の「態度」、JCDAの「傾聴」はほぼ同じと考えていいと思います。言語、非言語で受容する。共感的理解。CCとして自分をありのまま受容することも大事。自己一致ですね。

· 非言語(視線、姿勢、うなづき、あいづち、マ、スピード、ジェスチャーなど)

· 言語的追跡(繰り返し、伝え返し、言い換えなど)

· 関わり合いの質問(オープンクエッション、クローズドクエッションなど)

· 感情反映(気持ちを理解する)

· 受容的態度

· 共感的理解

· 自己一致

「自己評価」=「主訴・問題の把握」

論述試験や口頭試問、2級キャリコン技能検定などを総合的に勘案する限りでは、自身のロープレで出来たこと、出来なかったことを把握できていること。CLの問題点を把握、CCからみたCLの問題点の把握ができているかどうか。そのうえで、今後具体的にどういった展開をしていこうと考えているのかを自身で評価できていることを要求されています。

キャリアコンサルティング協議会は「自己評価」となっています。では、この「自己評価」とはどういうことを求められているのでしょうか。

自己評価とは、上記の点について、客観的に自身のロープレについて自己分析できていること

JCDA「主訴・問題の把握」

主訴とは、この面談で相談者が一番訴えたかったこと。相談したかったこと。これをちゃんとCCが理解できているかどうか。

問題の把握というのは、キャリコンサルタントからみてクライエントの問題点はどこにあるか理解しているかどうか。

簡単には、今問題を抱えていること、悩みを抱えているのは、何かしらCLに問題(改善点)があるという前提に立って、その問題を把握しているかどうかということ。

クライエントは下記のような問題を抱えていることが多くなります。

自己理解ができていない

仕事理解ができていない

思い込みがある

自己効力感が低い

中長期的な視点が欠けている 

コミュニケーションができていない

など

「展開」=「具体的展開」

最後に、展開と具体的展開という評価項目について。

これは文言を素直に読めば、同じでいいかなと。

キャリアコンサルティング協議会の展開は、問題解決にむけて認知の変化、行動変容、意欲の変化を求めているのに対して、JCDAは自己概念の成長に重きを置いています。

口頭試問について

①ロールプレイで良かった点は?

→キャリアコンサルタントの基本姿勢に合っている点を話します。たとえば「○○○○なことからラポール(信頼関係)を築けた」という内容などです。

理由(根拠)を付け加えると説得力がでますし、私のセミナーでは、必ず根拠を話すこととお話ししています。

②ロールプレイで悪かった点は?

→「具体的な今後の計画(方策)まで話ができなかった」という内容が無難なところでしょうか。

15分という限られた時間内でそこまで話をすることはそもそも難しいですし、そこまで行ってはダメです。(ごめんなさい、少し言い方が強いですが・・・)

③クライエントの一番訴えたかったこと(主訴)は?

→クライエントの言動を理由にします、コンサルタントの解釈はいりません。

感情がこもっていた部分、悩みの核心を抜き出すことなので、主訴の確認ができた時点でクライエントより「はい。」と主訴の確認で話した内容になります。

④コンサルタントから見たクライエントの問題点(見立て)は?

→この質問に関してはキャリアコンサルタントから見たクライエントの問題をはなします。

⑤今後このクライエントをどうサポートしていきたいか?

「自己理解、職業理解ができていない」「情報収集が不足している」「周囲からのサポートが不足している」「コミュニケーション不足」など、クライエントのお話からの根拠から拾いましょう。

→クライエントに寄り添いながら、ご自身で意思決定し、前向きに働けるようにサポートをしていきたいという内容を基本でしょうか。

⑥今後キャリアコンサルタントの資格をどのように活かしていきたいか?

→ロールプレイとは関係ない内容ですが、JCDAでは聞かれていて、キャリアコンサルティング協議会では聞かれていないようです。

これは、前もって言葉を用意しておきましょう。(本当のお気持ちで)

JCDAとキャリアコンサルティング協議会では質問が少し違うと、噂もありますが、どちらも試験管によって質問も違うと思います。

専門用語を少し使うのも効果的

少し専門用語を入れてもいいでしょう。(使い過ぎるとわかりづらくなり逆効果と思います。)気をつけて!

口頭試問はロールプレイを挽回するチャンス!!

以下の6つの質問はしっかり準備(JCDA編)

ロールプレイで良かった点

ロールプレイで悪かった点

クライエントの一番訴えたかったこと(主訴)

コンサルタントから見たクライエントの問題点(見立て)

今後このクライエントをどうサポートしていきたいか

今後キャリアコンサルタントの資格をどのように活かしていきたいか

「自分の良かったところ、悪かったところはちゃんとわかっていますよ!」「クライエントの話を聞いて、しっかり理解していますよ!」ということを試験管にアピールしましょう。

これから試験を受けようとしている方の参考になれば幸いです。

今回は、JCDAのキャリアコンサルタント試験について書いてみました。

記:池田エミ